天才を殺す凡人
北野唯我さんの「天才を殺す凡人」について
人間をざっくり分けると
・天才
・秀才
・凡人
に分けられるとのことで、それぞれが大切にする人生の軸や
その軸の違いによる問題について考察している。
※一周目の感想
個人的には以下のように理解した。
天才=理論を作る為に動く
秀才=既存の理論で動く
凡人=感情で動く
天才は未知の論理を作り出すので、達成するまでは多数派に理解されない。異物は排斥される。出る杭は打たれる。
イメージ的には天才は物事を達成するまでは、凡人には共感されず、秀才には既存の理論をもとに否定される。
ただ、達成したら、その功績として、お金、名誉が付いてくることが多い。
そのわかりやすい評価基準を元に凡人からは共感され、作り出した理論及びその正当性から秀才からは羨望の眼差しを向けられる。
※本書ではその後の流れも書いてあり、天才は殺される。
※達成前も理解されれず、殺される。達成後も殺される。
※天才は二度殺される。二度漬け禁止やで。
今の例でいうとZOZOTOWNの前澤さんだね。
企業の成功以外称賛されず、その他は理解されず、苦しんでいる。
そう、天才は凡人によって苦しむのだ。
さておき、この本では以下を学んだ。
・人間はいろんな軸を元に人生を生きている。
・その軸はざっくり言うと、共感、再現性、創造性である。
・人数比的に凡人>秀才>天才なので、天才のとても優れた理論で も、共感を得られなければ、多数の凡人に殺される。
・マスを動かすには共感を、秀才を動かすには論理を使う。
まだ、一周目、考察の余地が多すぎてめっちゃ面白い本である。